saasとは

BtoB向けのSaaS活用のヒント

いま注目されるトップSaas企業

SaaS(サース)とは、Software as a Serviceのこと。SaaS企業とは、ソフトウェアをインターネット経由で顧客に提供している企業のことで、ソフトウェア製品の企画、開発、ホスト、更新、サポートまでのすべての行程を自社で行っているのが特徴です。顧客とは回線でつながっているためオフィスの立地に制限がなく、また製品販売の配送費がかからないことも特徴です。料金決済は前払い式のシンプルな設定で、必要な機能・期間だけをクレジット決済できますので双方にメリットがあります。

それでは、SaaS企業として注目されている海外・国内の10社を紹介していきましょう。

Google

検索エンジンとして有名なGoogleですが、他にもスプレッドシート、ドキュメントやGmail、Googleドライブなど、100数十ものサービスを提供しています。無料で利用できるサービスも多いことから、国内外の企業でも使われています。[種別:B2B、B2C]

Adobe

画像や映像クリエイター御用達ソフトの感があるAdobeは、デジタルメディア、印刷の他にも、デジタルマーケティング、出版など、50以上のソフトウェア製品を提供しています。[種別:B2B、B2C]

Slack

Slack社は、企業内で利用するコミュニケーションツールである社内メッセージング、ビデオ会議、ファイル共有や通話機能、プロジェクトごとのチャンネルの作成などの機能を備えた「Slack」の提供を行なっている企業です。[種別:B2B]

Shopify

eコマース企業のShopifyは4つの製品を所有し、主力の「Shopify」は、オンラインストア、小売POS向けのeコマースプラットフォームを提供しています。[種別:B2C]

MailChimp

MailChimpの主力製品「MailChimp」は、Eメールの自動送信スケジュールを設定し、結果を追跡できるEメールマーケティングプラットフォームを提供しているマーケティングソフトウェア企業です。[種別:B2B、B2C]

SurveyMonkey

SurveyMonkeyは、分析したデータを視覚化して利用できるオンラインのアンケート作成ツールを提供しています。[種別:B2B、B2C]

MathWorks

MathWorksは、理工系の製品開発者やエンジニア向けの、業界内ではよく知られた数学計算ソフトウェアです。[種別:B2B]

HubSpot

インバウンドマーケティングツールを提供するHubspot社は、販売促進、カスタマーサービスの効率化、Web構築支援のCRMプラットフォーム、ソーシャルメディアマーケティング、コンテンツ管理、SEO用ツールを、120か国・10万社以上の企業に導入している他、Eメール用署名作成ツールなどの無料ツールの提供も行なっています。[種別:B2B、B2C]

Salesforce

CRMプラットフォームで有名なSalesforce社は、15万社以上の企業に提供されています。顧客管理業務の効率化、顧客の発掘、カスタマーサポートサービス、マーケティング、eコマース、AIでのデータ分析など、多彩な機能を有しています。

Dropbox

Dropboxは、クラウドサーバーをベースとした、ドキュメントやデータストレージサービスです。[種別:B2B、B2C]

日本発のSaas企業

日本においても、SaaSサービスを主力業務とする多くの企業が立ち上がってきています。総務省の情報通信白書によると、その規模は2022年は2015年比で3倍以上にも拡大する右肩上がりの市場とされています。今後の企業活動にはなくてはならなくなるSaaSサービスですので、将来もさらなる成長が見込まれます。

サイボウズ株式会社

1997年に愛媛で設立されたソフトウェア企業。現在、国内に10拠点の他、海外5カ国に進出しています。主要商品の、「kintone」や「サイボウズOfFice」は企業の定番アプリとしてトップシェアとなっています。また「働きやすい企業」としても知名度が高く、代表の青野氏は、政府の「働き方変革プロジェクト」のアドバイザーも務めています。

Sansan株式会社

2007年に創業し、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」や個人向け名刺アプリ「Eight」、クラウド請求書受領サービス「Bill One」などを開発・提供。2019年東証マザーズ上場し、今後もさらに成長が期待されています。

株式会社ラクス

「ITサービスで企業の成長を支援します」という主旨のもと、2000年に設立され、IT技術関連における多角的なサービスを提供している企業です。国内の導入数1位となっているクラウド型経費精算システム「楽楽精算」をはじめ、さまざまなSaaSの開発で中小企業を高付加価値化、業務効率化するサービスを提供しています。

freee株式会社

2012年に設立し、スモールビジネス向けのプラットフォームづくりに注力し、バックオフィス業務効率化事業を展開しています。経理業務効率化サービス「会計フリー」、給与計算・労務管理効率化サービス「人事労務フィリー」、税務申告書作成業務効率化サービス「申告フリー」など、クラウド会計ソフト分野でのトップシェアを占めています。「資金繰り改善ナビ」では、「日経優秀製品・サービス賞」最優秀賞を受賞しています。

株式会社3Sunny(スリーサニー)

医療機関向けのSaaSとして、入退院支援クラウド「CAREBOOK」を開発・提供。オンライン上で入退院調整業務を可能にして、複数医療機関への一括打診機能、チャット機能などを採用したクラウドサービスで、「医療介護のあらゆるシーンを技術と仕組みで支え続ける」をミッションとしています。

タイムリープ株式会社

店舗の無人化や人材不足を解消する、複数の店舗を跨いだ接客を可能にした遠隔接客サービス「RURA」を開発。「最も大切なことに時間を使える世の中を実現する」をビジョンとし、テクノロジーで社会構造を変えて、人類を労働から開放することをめざす企業です。

株式会社カミナシ

2016年に設立。従来の書類やエクセルなどの「カミ」で行ってきた作業をデジタルで置き換え、現場のルーティンワークや事務作業を自動化する現場管理プラットフォーム「カミナシ」でムダを省き、業務の標準化を実現するツールを提供しています。ノンデスクワーカーの才能を解き放つことをめざしています。

株式会社インフォマート

1998年に設立し、発注書、請求書などの企業間の相互やり取りをペーパーレスでつなぐ「BtoBプラットフォーム」企業です。見積もり、販売、入金などの商行為効率化アプリで多くの企業に導入され、多数の支持を集めています。対象業種は、小売業から商社、宿泊などと非常に多彩なことも特徴です。

株式会社スマレジ 

2005年に設立した、「副業可」、「お昼寝可」のユニークな雇用環境でも知られている企業です。代表商品は、クラウドPOSシステムの「スマレジ」。競合製品のなかでもSEOやWebマーケティング集客に強みを発揮します。顧客満足度の高さは、解約率0.82%(MRRチャーンレート)にも象徴されています。

株式会社マツリカ 

2015年に設立され、「世界を祭り化する」をテーマとして、企業の営業活動におけるコンサルティング業務やインターネットインフラ開発を展開。クラウド営業支援ツール「Sensen」の開発・運営では、取引先の企業情報、財務情報の一元管理を可能にするサービスをはじめ、行動実績や目標などの営業案件情報で属人化解消と働き方改革に貢献し、多数の導入実績があります。

株式会社CINC 

2014年に設立したベンチャー企業。「マーケティングソリューションで日本を代表する会社を創る」をビジョンとして、Web上のあらゆるデータの独自的解析力でビッグデータを、AIの駆使で有用な情報へと変換。デジタルマーケティングを活用した調査・分析・運用・改善ツールとコンサルティングで、クライアントのビジネスを成功へ導くサポートを行っています。

ウォンテッドリー株式会社 

2010年に創業。主要事業となるビジネスSNS「Wantedly」は、300万人超のユーザーと45,000社超の登録数があり、雇用条件や待遇ではなく、企業理念や企業文化、価値観などへの共感で求職者とマッチングするプラットフォームサービスを提供しています。仕事=自己実現の場と考える優秀な人物へアプローチできる採用ツールです。

まとめ 

特に注目されている、日本発で国内に本拠地があるSaaSベンチャー・スタートアップ企業10社をご紹介しました。①サブスクリプション型なので利用したい機能・期間だけの課金。②ネット環境下ならどこでもサービスが利用可能。③常にアップデートされた最新機能を利用。④供給側にとっては収益予測や顧客化が可能。と、双方のメリットが多いクラウド型サービスの特徴は、将来への大きな成長が見込まれています。

>サブ丸はスタートアップ企業やニッチャー向き

サブ丸はスタートアップ企業やニッチャー向き

「この価格で本当にオウンドメディができるんですか?」「サブ丸は安価ですね。コンサルが入るのと比較できませんが、一般的な費用の1/4ぐらいじゃないですか」このサービスをローンチする前に相談したマーケティング&コンサルタント会社の担当者から聞いた言葉です。サブ丸はサービス内容と比較して安価かもしれませんが「私たちは値段を売っているのではない。サービスを提供しているのだ」と信念を持って取り組んでいます。

大企業はその企業に応じたマーケティング予算と手法があり、スタートアップ企業や中小企業、あるいはニッチャーには、それぞれに応じたマーケティングや新規開拓の方法があります。企業の成長過程では、取り組みが異なるのは当然ですし、それを構築することが何より重要です。そのお手伝いをするのが私たちの使命です。そして成長すれば、その取り組みコストは回収できるはずです。サブ丸は年間運用で60万円あまりのコストがかかります。そのコストを回収し、さらなる飛躍をめざす企業にご利用いただきたいと考えています。

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