はじめに
キーワードの数は、多すぎるとgoogleからペナルティが課せられ、反対に少なすぎてサイトが上位表示されなかったりします。googleから評価されやすい数や適切な配置を知ることは、SEOライティングにおいて特に重要です。
本記事ではSEOで最適とされるキーワードの数と、その理想的な配置について解説します。キーワードを盛り込んでいるのに上位表示されないと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
キーワードの最適な数は?
SEOで最適とされるキーワードの数は、ページまたはサイト全体の文字数の8%前後です。実数ではなくパーセンテージで考えるのは、googleが「キーワード出現頻度」で評価するからです。
キーワード出現頻度とは
キーワード出現頻度とはその名の通り、ページまたはサイト全体の文字数のうちキーワードが占める割合を示す数値です。SEOでは、この数値が8%前後におさめることが理想とされます。
ここで注意したいのは、8%という数値は推測に基づいたものであるということ。上位表示されているサイトのキーワード出現率を調査すると、8%前後に落ち着いたという話でしかありません。googleの評価システムの変更によって、この基準が変わることも十分に考えられます。
そのため、キーワードの最適な使用回数を算出するには、自分でも上位表示されているライバルサイトを対象に調査をしておくべきでしょう。
キーワード出現頻度のチェックツール
キーワードの出現頻度を調べるツールの中でも、特におすすめなのが「ohotuku.jp」です。提供元はSEOライターの必須ツールともいえるaramakijake.jpやrishirikonbu.jpなどを運営する株式会社devoさんです。
おすすめするポイントは、インターフェイスの良さ。キーワード出現率のチェックのみに機能を絞ったことにより、初見ユーザーでも戸惑うことはありません。無料で使用できます。
アンドバリュー株式会社が運営する「ファンキーレイティング [FunkeyRating]」もブックマークしておきたいキーワード出現頻度のチェックツール。テキスト状態からチェックできるので、原稿の段階で調査できます。
FC2が提供する「FC2キーワード出現率チェッカー」は、抽出対象とする品詞を細かく指定できます。名詞だけでなく、動詞や連体詞まで調査範囲を広げたかったり、反対に固有名詞のみに限定したい場合などに役立ちます。
キーワードの最適な配置
キーワードは数も大事ですが配置も大切です。ページ内に適切に配置されていなければSEOの効果は薄れるからです。8%という出現頻度を満たすために、無意味な使用を繰り返したり、出現箇所が極端に偏ったりすると、過剰なSEOと判定されてgoogleから評価を下げられる可能性があります。
ページ全体では逆三角形を意識
キーワードを配置するときに意識するのは「逆三角形」です。ページを上中下の3つのパートにわけたとき、上部では多めに使用することを意識し、文章が進むにつれて徐々に少なくしていくイメージです。
文章が上手な人は、特に意識せずともキーワードの配置が自然に逆三角形になっていることがあります。序盤から中盤にかけてメインとなる情報を提示し、終盤で補足的な内容を述べるという流れは、文章の基本的な構成だからです。メインとする情報を書いているときは、必然的にキーワードの登場回数も増えます。そのため、意図せず書いた文章が、おのずと理想的なキーワードの配置になっているということも珍しくありません。
逆説的にいえば、文章が苦手な人はキーワードの配置が逆三角形になるように意識して作成すると、ユーザーが読みやすいコンテンツになります。
逆三角形をつくるには事前にしっかりとテーマ決め
逆三角形の配置をつくるには、事前にコンテンツのテーマを明確にしておきましょう。テーマを絞り、目標キーワードを外さないように意識してコンテンツを作成すると、自然に逆三角形の配置になります。
一方で、テーマがはっきりしていないと、三角形の配置になってしまいます。あれもこれもと思いつきで原稿を作成していった場合、話がどんどん脇道に逸れてしまい、8%という出現頻度を満たせません。それを挽回すべく、キーワードを過剰に盛り込んだ文章をあとから継ぎ足そうとすると、三角形の配置になってしまうのです。このような文章はユーザーからも読みにくく、googleの評価も下がる傾向にあります。
まとめ
SEOに最適なキーワードの数と配置について解説しました。まとめると次のようになります。
- SEOで最適とされるキーワードの数は、ページまたはサイト全体の文字数の8%前後
キーワード出現頻度のおすすめチェックツールは「ohotuku.jp」、「ファンキーレイティング[FunkeyRating]」、「FC2キーワード出現率チェッカー」
- キーワードの理想的な配置は逆三角形
- 逆三角形をつくるには事前にテーマをしっかりと決める