ワードプレスの外注制作者に依頼すべきことは?

ワードプレスの外注制作者に依頼すべきことは?
ワードプレスの外注時の注意点

はじめに

この原稿は、ワードプレス(WordPress)でオウンドメディアを外注制作し、その後は社内のスタッフで運営しようと考えている方に向けて、絶対知っておきたい運営上の注意点をまとめています。特にクラウドソーシングで、できるだけ安価で依頼しようとしている方向けに必須項目をレギュレーションとして示します。

直接商談する機会が減り、Webマーケティングは企業のPRの中でますます比重が高くなっています。なかでも注目を集めているのがコンテンツマーケティングです。自社メディアを運営して読者であるユーザーの自社へのロイヤリティを高めるマーケティング手法のひとつで、B to C、B to Bの両方で有効とされています。

自社メディアを運営するために使うのがCMS(Contents Management System)で、数あるCMSのなかでワードプレスはもっとも利用されているシステムです。

ワードプレスを使い、自社のサイトやオウンドメディアを作れば、あとは社内運用でいいと簡単に思っていませんか。確かにワードプレスは手軽に運営できますが、全く知識がないと思わぬ落とし穴に足を取られるかもしれません。

ワードプレスはバージョンアップがある

ホームページやオウンドメディアを外注して制作したあとの運営方法はふたつです。制作会社に運営管理費を支払って管理してもらう方法と、自社で完全に運営管理する方法です。もちろん後者の方のコストはサーバー代やドメイン代だけで済むので安価に抑えられます。

オウンドメディアの運営でワードプレスがもてはやされるのは、投稿が簡単なので運営費用のうち外注費を抑えることができるからです。

ワードプレスで作ったオウンドメディアならデザインや仕様を外注すれば、あとは自社で行えると考えるなら、それはあとで大変な目にあうかもしれません。

なぜならワードプレスはアプリなので頻繁にアップデートがなされます。「あれ!投稿画面がいつもと違う」程度ならまだましですが、画面が崩れたり、それまで使われていた機能が使えなくなるということもあるからです。

システムをアップデートしない仕様のままでは危険

インターネットに関わる技術は日々進歩しており、それも最近ではかなり頻繁にいろんな部分でアップデートされています。それは、サーバーでも同じでデータベースのバージョンも変わります。

社内で運営するなら、投稿役などの決めるだけでなく、基礎的な知識を持った人を担当者に据える必要があります。特にセキュリティ管理やバージョンの更新などでは、どこをどう操作すればいいのかなど、最低限知っておくべき知識があります。

クラウドソーシングで依頼してなしのつぶては怖い

企業の広報でコストを抑えるために、ホームページやオウンドメディアの制作をクラウドソーシングを通じて個人に依頼するケースがあります。個人に依頼する場合は、コストダウンが主な目的ですから、月々運営管理費を支払ってまで管理を行うケースは稀でしょう。

そうしたケースで問題がおこるとすれば、運営しているメディアに何らかの変調があってもすぐに対応が効かない場合です。

プラグインの管理画面
プラグインのアップデートは必要

上の画面はあるメディアのワードプレスのプラグインの更新画面です。いくつもの更新アラートが点灯しています。クラウドソーシングで個人のワーカーに作成してもらったメディアでしたが、数年経って連絡がとれなくなり、更新や管理に支障をきたしたケースです。

ワードプレスは自動更新で新しいバージョンになります。しかし、ワードプレスに入れているプラグインは自動更新の指定をしなければバージョンアップをしません。

通常の更新は、自動更新にするか、プラグインの更新ボタンを押すだけなので、とても簡単に行えます。ところがこのケースでは、デザインや投稿機能をカスタマイズしていたため、単純に更新してしまうと投稿が反映されなかったり、デザインが崩れたりする可能性があります。

他人の作成したカスタマイズは簡単に直せない

サイトに変調があり、制作者と連絡が取れなくなった場合、修正できる人をまたクラウドソーシングで探せばいいかもしれません。

しかし、その場合は新たにサイトを作り直すことになるかもしれません。上のケースでも依頼者は部分的な修正だと思っていましたが、カスタマイズしていることで、最初からやり直した方が早いという結論になりました。プログラミングには、個人のスキルが大きく関わり、見た目は同じでも中身は全く違うことがあります。ですのでワードプレスでオウンドメディアを外注制作したあと自社運営する際には、少なくとも次の項目は制作者と確認をしておきましょう

ワードプレスの外注制作者に依頼すべきこと

ワードプレスの制作レギュレーション
レギュレーションはサイトの目的に応じて適宜考える

クラウドソーシングで個人に依頼する際には、少なくとも以下のレギュレーションは考慮したい項目です。ただし、デザイン性や機能性などで必ずしも適切とは限りません。少なくとも、セキュリティ、アップデートなどの更新時の対応については、事前に協議することが必要です。

  1. ワードプレスでプログラムをカスタマイズする場合、全コードの変更部分、追加部分を記録して提示すること
  2. 不要なプラグインは入れない、使用しないテーマは削除して納品すること
  3. グーグルウェブマスター向けガイドラインに準拠したSEO対策済みのテーマを使用すること
  4. 納品段階でPageSpeed Insightsのスコアが80以上(ただしこれは仕様により相談は可能)
  5. プラグイン、テーマなどのアップデートで変調することが考えられるプログラムの書き換えは極力さけること(相談は可能)
  6. reCAPTCHAなどスパム対策を行うこと
  7. SiteGuard WP Pluginなど、セキュリティ対策用のプラグインを使用すること
  8. メンテナンス中表示など、サイトへのアクセスを管理できるプラグインを使用すること
  9. テーマは子テーマを使用または作成してサイトを構築すること
  10. 親テーマ、子テーマ、プラグインを含めたサイトの初期作成ファイルは、別途ファイルで納品すること

1.は制作者と連絡が取れなくなった場合に備えてのことですが、バージョンアップなどにより書き換わる可能性があります。しかし、何らかのアクシデントが起こった際に第三者が確認しやすくなります。

2.サイトの健康管理的といえる処置です。不要なものは取り去って納品してもらいましょう

3.はSEO対策に関することです。最近のワードプレスのテーマは基本的なSEO対策をしているものが多くあります。

4.はサイトの表示スピードです。これはサイトのデザインにより難しい場合があります。モバイル対応と合わせて事前に相談しましょう。

5.プログラムのアップデート内容は予期できないことなので、このオーダーは場合によっては難しいかもしれませんので、選定者と相談しましょう。

6.はスパム対策です。これに変わる同等の仕様なら現状は問題ありません。

7.はいわば最低限のセキィリティ対策です。

8.はサイトを見られなくする機能です。万一サイトに何かあった時、一時的に見られなくします。メンテナンス表示が設けられるようにします。

9.ワードプレスの運用において子テーマで制作することで、万一の不都合時に対応がしやすくなります

10.ローカル環境で動作確認できるデータ一式です。つまりバックアップデータです。何か手に負えないようなことがあった場合に備えます。通常は制作者がバックアップをとっていますが、ご自身でも管理された方が無難です。

まとめ

ワードプレスでオウンドメディアを構築しても、それなりにメンテナンスは発生します。サイト構築後に、管理運営を社内で予定される方は、投稿機能以外のワードプレスの基礎知識は持つようにしましょう。

運営してから「こんなはずではなかった」と思わないためにも事前のレギュレーションはしっかりと組み立てておきましょう。

株式会社アワードは、コピーライターが中心のちょっと変わったWebマーケティング会社です。ワードプレスで作成するメディアを得意としています。オウンドメディアの構築やコンテンツマーケティングにこれから取り組まれる場合、無料相談もしていますので、お気軽にお問い合わせください。また、オウンドメディアの運営に不可欠な記事のリライトについてもキーワードや上位記事、検索意図を考慮して対応します。

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